第12課
本文
頤和園にはたくさんの見どころがあると聞きました。さて、どこに行きましょうか?
回廊を見に行きましょう。
回廊には一万四千点以上の彩色画があります。
そんなに多くの画があるんですね。
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この画は何を描いているのか、知っていますか?
※幅は量詞
知っていますよ、『西遊記』を描いているんでしょう?とても面白いです。
写真を撮りたいのです。この廊下はどれくらい長いんでしょう?
728mあります。
見終わるまでどのくらい時間がかかりますか?
注意深く見ると明日になっても読み終わらないでしょう。
※仔细zǐxì:細かく・注意深く
文法事項
1. ”把bǎ“ 構文
あるものを加工・移動させる ということを表す文を「処置文」といい、次のように表す:
”把bǎ“ + 「目的語」+「動詞」+「補語など」
このとき、目的語は「動作主の管理下で、特定できるもの」でなければならない。例えば「我把老师的...话」とはいえない。
また、動詞単独では把構文を成立させることはできず、必ず「結果補語」や「方向補語」など、その他の成分を伴う必要がある。
私はレポートを書き終えました。
彼は部屋を綺麗に掃除しました。
※打扫dǎsǎo:掃除する に結果補語”干净”が伴っている。
皆さんパソコンを開いてください。
※打(開けるという行為)に結果補語”开”(開いたという状態)が伴っている。
彼女は教科書を机の上に置いた。
この文章を声に出して読んでみてください。
※段duàn:量詞 / 念niàn:ここでは「声に出して読む」
2. ”会huì” ”能néng” ”可以kěyǐ”
”会huì” ”能néng” ”可以kěyǐ”は「能願動詞」とも呼ばれ、「〜できる」という可能表現を表せる。使い分けは以下:
- ”会huì” →基本的能力の習得(〜の仕方を知っている・できるかどうかの二択)
- ”能néng”→条件が揃っていて〜できる、〜して問題ない(否定:〜すると具合が悪いのでできない)
- ”可以kěyǐ”→許可されて〜できる(不可以 は強すぎるのであまり用いられない)
例えば、「你会喝酒吗?」は「節度をもって飲めますか?」、「你能喝酒吗?」は「今日は飲んでも大丈夫?(車で来てない?など)」、「你可以喝酒吗?」は「20歳以上ですか?」という意味だと捉えられる。
私は英語を話せるが、ドイツ語は話せない。
あなたは運転の仕方を知っていますか? —はい。/ いいえ。
彼は用事があって、来られなかった。
あなたは今日私たちと一緒に泳ぎに行けますか?
ー私は風邪をひいているので、今日泳ぎに行けません。
明日来ていいですよ。
ここで喫煙しても大丈夫ですか?ーはい。/ いいえ。/ いいえ。
※抽烟chōu yān:喫煙する
3. 可能補語
動詞と結果補語または方向補語(第13課)の間に ”得” を挿入することで、補語の表す結果が実現可能か(〜できる)、という意味を表すことができる。すなわち
「動詞」+ ”得” +「補語」
という語順になる。
平叙文はあまり用いられず、一般に否定文または疑問文で用いられる。否定するときは ”不” に置き換えればよい。
あなたは聞いて理解できましたか?ー聞いて理解できました。/聞いて理解できませんでした。
今日の練習を終えることができましたか?ーできました。/できませんでした。
多すぎて、食べきれませんでした。
※V不了liǎo:「〜できない」を示す定型句(ここでは 〜しきれない という意味での不可能を示す)」
まだ時間はありますか?
※还:まだ〜(副詞)/ 来得及láidejí:間に合う という定型句動詞
高すぎるので、買えません。
※”买不起”:ここでは「お金がなくて買えない」ことを示す慣用表現を構成している
4. “如果/要是 ...(的话),就 ... “
“如果rúguǒ/要是yàoshi” +「条件文」+(的话) ,「主語」+ ”就” +「結果の文」
上記の文構造で、「もしAなら、B」という仮定表現を表せる。
如果/要是はほとんど同じだが、後者はより文語的である。また条件文のあとに ”的话” を入れるとやや砕けた表現になる。
主語の後ろに”就”を入れることに特に注意する。これがないと不自然である。
なお、主語が明らかなときは省略することもよくある。下の例文のうち2番目以外はすべて省略されている。
何か用があれば、私に電話して下さい。
もしお時間があれば、私たちと一緒に颐和園に遊びに行きませんか?
もし飛行機のチケットが取れなかったら、電車で行きましょう。
※飞机票fēijīpiào:飛行機のチケット / 火车huǒchē:電車
もし聞いて理解できないところがあれば、先生に聞きに行きなさい。
※听不懂的地方:聞いてわからないところ
練習問題
A-1
彼はスケートができます。
私はスケートができません。
彼はスケートが上手です。
彼は今日は用事があるので、スケートをしに行くことができません。
※「都合が悪い」意味での「できない」なので”能”が適している。
A-2
私は今夜『西遊記』を読み終えるつもりです。
※必ずしも”把”構文である必要はない。また”看”のかわりに”读dú”を使ってもよい。(前者は黙読・後者は読むこと一般を指す)
ここに自転車を置いてもいいですか?ーいけません。
これらの料理をあなたは食べ終えることができますか?ーあなたは作りすぎです、私は食べ終えることができません。
※这些菜你能不能吃完?あるいは”能”のかわりに可能補語を使って 〜吃得完吗?などとしてもよい。回答の文も同様。ただしもし回答の文が平叙文(肯定)なら可能補語を使うのはあまり一般的でない。
もしあなたが行きたいのでしたら、私たちと一緒に行きましょうよ。
もし今週の航空券が買えなかったら、私は来週のを買います。
※「買って手に入れる」ことを表す結果補語”到”が用いられている。